インド国内のコスプレイヤーやアニメ好きが集結するイベント「Manga Planet Cosplay Walk’18」(マンガプラネット・コスプレウォーク)が、2018年3月18日(日)に行われました。開催地は、インド南部カルナタカ州の州都ベンガルール(バンガロール)。在ベンガルール総領事館の北川総領事の発案で、Super Sugoiiチームが制作・運営を担当しました。
コスプレウォーク開催の背景
近年、インドでは日本のマンガやアニメを好む若者が増加していて、インド各地でポップカルチャーをテーマとしたイベントが開催されています。
ベンガルールにも、日本や日本のポップカルチャーをこよなく愛する人が多数いて、そうした人々の情熱を通じてベンガルールの魅力を日本はもとより世界中へ発信し、日印の交流をさらに加速する目的で在ベンガルール日本国総領事館が企画し、2018年より開催されています。イベントにはインド各地からコスプレイヤーやオタク、日本好きが集まり、ベンガロールの中心部を練り歩きます。
開催内容
「日本とインドをポップカルチャーでつなぐ!」をモットーとしているSuper Sugoiiチーム。今回は、「Manga Planet」さまをタイトルスポンサーに迎え、4つのコンテンツを展開しました。Manga Planetさまは、日本のマンガ・アニメを世界に紹介し、世界中のファンとコミュニケーションを取ることを目指した株式会社ファンタジスタと大日本印刷株式会社の共同プロジェクトです。
1. コスプレ撮影会
日本を連想するフォトスポットを設え、コスプレ専門カメラマンによる撮影会を行いました。コスプレイヤーと一緒に写真を撮影したり、見物に来た方が運営チームで用意したコスプレアイテムを使って人生初のコスプレを体験したり。マンガ・アニメや語学など、ジャンルを問わず日本に関心を持つ人々が会場に集まり、写真撮影会を楽しみました。


2. コスプレウォーク
コスプレイヤーや日本のマンガ・アニメ愛好家が、ベンガルール随一の美しさを誇るSt. Mark’s Roadを練り歩き、ポップカルチャーの魅力をアピールしました。


3. プレスカンファレンス&ネットワーキング
タイトルスポンサーのManga Planetさまがインド展開計画をメディアへ発表。また、コスプレイヤーや日本のマンガ・アニメ愛好家と歓談したり、彼らの日本に対する熱い想いを聞き、日印間の交流振興について意見交換をしました。


4. マンガに関するアンケート調査
イベントに参加したコスプレイヤーやマンガ・アニメ愛好家を対象に、マンガに関するアンケート調査を実施。調査結果は、ローデータからグラフや図表を作成し、報告書としてManga Planetさまへ納品しました。
イベントの成果
イベントの様子はメディアに取り上げられ、インドでは世界最大の発行部数の英字新聞 Times of Indiaをはじめ、THE NEW INDIAN EXPRESS、THE HINDUに掲載されました。日本では、共同通信をはじめ、地方紙など20紙に掲載されました。
また、今回参加してくれたコスプレイヤーはFacebookやInstagramのフォロワーが多く、インフルエンサーの役割を担っていることもわかってきました。多くの方が「なぜインドでコスプレ??」と疑問に思われますが、インドのコスプレイヤーやオタクは日本好きで、日本のモノ・コト・ヒトにとても敏感です。彼らの後ろには、さらに多くの日本好き予備軍がいますので、コスプレの果たす役割は大きいと考えています。